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一滴のしずく 2

私がやっているボディワークのことを書いていたら、

長くなってしまいましたので、

2に続くことになりました。

私は掃除をするのがとても好きです。

好きなことの中でも結構上位にきます。

特に水回りや換気扇の奥の掃除。

少し前、ふと、自分のやっているボディワークのことを考えて立ち止まったとき、

私は何をしているのかなぁ、、と思いながら、

何気なく掃除を始めました。

窓ガラスや網戸を拭き、

窓から差し込む光に透明感が増したことを確認する。

使っていないものや壊れたものを処分し、

空いたスペースに空気が流れ込むのを感じる。

お風呂場の排水溝の奥にたまっていた屑やカビを取り除き、

水が円を描いて流れてゆくのを見る。

これは、勢いよく溢れすぎるシンガポールの噴水!!!

豊かさの噴水とかなんとかそんな名前でした。

そしてそこから見上げたスコーンと抜けた空!!

これを書いているちょうど今、

自宅のバルコニーにある排水がまったく流れなくなってしまったので、

直しに来てもらっているところ。

思いの外時間をかけてつまりを取り除いている。

それでもなかなか流れなくて、結局、

マンションの外側から、錆びついた排水管自体を切って取り替える、

という数日かけた大工事になるようです。

ちょっとだけ時間がかかるけれど、

自分ではできなかったところを、プロの方に見てもらって、

適切な対処をしてもらえることのありがたさ。

まだ水は流れずにあるけれど、

エネルギーがすーーーーっと流れ出したようで

とても気持ちが良いです。

ついでに、ちょっと閉まりにくくなっていた玄関の扉も、

ひっかかりを取り除いてちょちょいと直して帰ってくれた!

こんなもんかな、と思ってスルーしていたところだけに、

気づいて直してくれたのがとっても嬉しい!!!

私たちの身体、人生で起きていることと似ているね^^

そうそう。

昨夜、私は「その1」から書いてきたようなことを、

もんもんしながら旦那に話していたのです。

そのとき、急に、

!!!! あ、私がボディトリートメントしているとき、

大好きな掃除をしているときと、おんなじ感覚だ!!!って言いました。

無心で、空気や水の流れが滞っているところに気づいたら、

流れるようにちょっと手をかけてあげる。

すぐに流れることもあるし、数回かかることもある。

滞っているのが、私はどうも気持ちがよくない。

あるとき決壊して溢れ出してしまう前に、

流れにくかったり細くなってしまった管にすーっと合図をだして。

それは、深部組織に働きかけるような深いボディトリートメントのときも、

優しいタッチで触れるオイルトリートメントのときも、

フェイシャルトリートメントのときも、

変わらないなぁ、と思います。

ときには、普段は行き届かないようなところに

ねじを外して蓋を外して取り除くようなやり方で。

ときには、日々のホコリ取りや拭き掃除、食器洗いのようなやり方で。

そんなことを話していたら、

10回セッションのモニターの一人でもある旦那は、

「ねぇ、僕の姿勢見て」って。

私にやってもらうようになってから、

今までは、1分と持たなかった姿勢が、今はずっとこの姿勢を保っていられてるんだよ。

椅子からはみ出してしまうくらいにお尻をすべらせて、

腰から上が丸まる感じで背もたれに寄りかかって座っているのが楽だったのが、

骨盤をたてて、背筋がまっすぐなって座っている!

姿勢が良いのが良くて、猫背はだめ、ということではなくて。

本人にとっての、楽な姿勢を、自分で選んでとっている。

呼吸の入り方、視線の高さ、視野、全てが違うはず。

すると、自分のこの世界に対するあり方にもきっと影響があるでしょうね。

私の支離滅裂になってしまう話しを、

ずっと否定することなく聞いてくれて、ひとつふたつ質問をしてくれた。

そして、僕はあなたのセッションでこんなことがあったよ、と教えてくれた。

なんて有難いんだろう、と思って涙がでるね。嬉しいね。

随分以前にも書いたように、

私のやっていることのエッセンスを表してくれているような絵本がありまして。

https://yukotakada.exblog.jp/24786100/

著者の方のブログです。

一滴のしずくが落ちて、

波紋が広がり、森が育まれていく様子が、

細やかで透き通った、生命力溢れるタッチで描かれています。

この方の個展に行った時にもお話しさせていただいたのだけれど、

こんなふうに、私がセッションでやっていることは、

身体という大地に、一滴のしずくをぽとんを落として

森を育む様子を見ているような感覚だなぁ、と。

硬くなった何かを無理矢理に変えよう、はぎ落とそう、というエネルギーで触れるのではなくてね。

私は、いろいろ変化はありながらも、

根底ではずっと同じことをやり続けてきていたんだなぁ、と思う次第です。

もんもんするときがあっても、立ち止まることがあっても、

一冊の絵本で原点に立ちかえることができる。

自分のホームページに書いてある言葉に思い出させられる。

いつもありがとうございます!

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